セルフボディケア

腰痛対策として筋膜リリースが使える理由

つらい腰痛。
人によっては長期間悩まされるこのトラブルは、現代人にとって非常に身近な存在です。
そこで今回は、腰痛対策のひとつとして「筋膜リリース」をご紹介します。
筋膜リリースとはどういうものなのか、なぜ筋膜リリースが腰痛対策になると言えるのか、詳しくお伝えしましょう。

腰痛対策として筋膜リリースが使える理由

腰痛って何で起きるの?

実は、腰痛が起きる原因は、完全には明らかになっていません。
病気やケガの影響などを除くと、ほとんどの原因は特定できないと言われています。

特定はできませんが、腰痛を引き起こすと疑われる要因はいくつもあります。
例えば、急な運動、姿勢の悪さ、気温の変化などが挙げられます。

その中でも、腰痛の代表的な要因と疑われているのが、姿勢の悪さです。

姿勢の悪い人は腰痛になりやすい?

姿勢が悪いと、体の重心が偏ってバランスが崩れやすくなります。
すると、無意識にバランスをとろうとして、肩や腰の筋肉に普段以上の負荷がかかります。

負荷がかかり続けた筋肉はこわばって緊張し、さらに疲れも溜まって、それらが限界に達したときに、腰痛などの症状となって現れることがあります。

「姿勢の悪い人は腰痛や肩こりになりやすい」と言われるのは、こうした理由もあります。

腰痛には筋膜が関係していた?

実は、姿勢が悪くなると筋肉だけでなく筋膜もこわばって硬くなると言われています。
そして、硬くなった筋膜が腰の痛みを引き起こしているのではないかと考えられています。

筋膜って何?

筋膜は、筋肉や内臓、血管、神経などの周りを包んでいる膜状の組織で、主にコラーゲンとエラスチンという2種類の成分でできています。
さまざまな組織を包んでバラバラにならないようにしたり、組織同士がこすれあって傷つかないように組織の表面を保護したり、全身をボディスーツのように包んで体を支えたりしています。
このことから、筋膜は「第二の骨格」とも呼ばれ、現在でも盛んに研究が進められています。

筋膜が硬くなる=腰痛?

筋膜は本来みずみずしく、ある程度伸縮する性質を持っています。
しかし、長時間同じ姿勢で過ごし続けたり、ケガなどで体に大きなダメージを負ったりした場合、本来のみずみずしさが無くなってカサブタのように硬くなります。


硬くなった筋膜は、周囲の血管や神経、筋肉などを圧迫します。
その結果、筋膜の近くの血行は滞り、筋力が低下し、神経への刺激で痛みや不快感が生まれると言われています。
こうした不調が最終的に腰痛につながっていきます。

特に猫背など、体の一カ所に負荷がかかりやすくなる姿勢を、長時間とり続けたときには、負荷の強い腰や肩の筋膜が硬くなって、腰痛や肩こりへとつながりやすくなります。

また、筋膜は全身を包む膜でもあるため、一カ所の筋膜が硬くなったときに、他の場所にある筋膜の動きも悪くなることがあります。
(後述する大胸筋の筋膜もそのひとつです)

筋膜リリースで腰痛対策!

筋膜リリースとは、硬い筋膜をほぐして軟らかくする方法です。
硬くなった筋膜は、押したり、揉んだり、引っ張ったりすることでほぐれていきます。
筋膜がほぐれることで、圧迫されていた筋肉や血管、神経が解き放たれ、腰痛や肩こりといったトラブルを取り除くことにつながります。

そのため、腰に筋膜リリースを行うことで、腰痛の予防や対処にもつながっていきます。

効率よく筋膜リリースをするための「フォームローラー」とは

フォームローラーは、表面に凹凸のある円柱形のローラーです。
皮膚に当てて転がすことで、転がした場所の筋膜を効率良く揉みほぐします。

プラスチックや樹脂でできているため軽く、スポーツ選手が遠征で持ち運んでいるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
安価なものなら、ホームセンターや家電量販店などで2千円程度で購入できます。

フォームローラーについては、以前の記事でも詳しくご紹介しているので、そちらもぜひ。

【関連記事:ローラーを使った「筋膜リリース」!】

自作ローラーの作り方

フォームローラーは自作できます。

用意するもの
・バスタオルなど、大きめのタオル
・雑誌
・ヘアゴムやビニールひも

①タオルを広げて、長い方の端に雑誌を置きます。

②雑誌が置いてある側から、雑誌とタオルを一緒に筒状に巻きます。

③すべて巻き終わったら、ヘアゴムやビニールひもなどで留めて完成です。

 

猫背になりがちな人向けの「大胸筋」筋膜リリース

今回は、悪い姿勢の代表格である猫背の対策をするための大胸筋への筋膜リリースをご紹介します。

大胸筋周りの筋膜がこわばると、背中が丸まって猫背を引き起こすことがあります。
そこで、大胸筋の筋膜リリースを行って猫背に対処し、腰痛につながらないように対策しましょう。

①うつぶせの状態で上体を起こし、フォームローラーを左胸の下に「背骨の向きと並行」に置き、右ひじを立てます。

②左腕を横に伸ばした状態で上体を落として左胸にローラーを当て、体の中心から左肩のあいだをローラーが転がるように左右に体重をかけます。
※胸をしっかりとローラーに押し付け、「痛気持ちいい」くらいの感覚で行いましょう。

左胸が終わったら、右胸も同様に行いましょう。

 

 

腰痛への筋膜リリースについては、以前の記事でもまとめているので、そちらもぜひ。
道具なしでもできる筋膜リリースや、大胸筋以外の部位への筋膜リリースなども掲載しています。

【関連記事:筋膜リリースで腰痛を吹き飛ばせ!】

おわりに

今回は、腰痛に対して筋膜リリースがどんな効果を期待できるのかについてご紹介しました。
つらい痛みが長期間続く腰痛は、一刻も早く取り除いておきたい悩みのひとつです。
まずは筋膜リリースで、「筋膜が原因の腰痛」という可能性を取り除き、普段の生活にいち早く戻れるようにしましょう。

整骨院は、ねんざなどの
ケガをしたときに行くところだと思っていませんか?

スポーツのコンディショニング調整をしたり、正しい姿勢をつくったり、あなたオリジナルのインソールを作ってくれる整骨院もありますよ。

PAGEのTOPに戻る