からだの悩み

ダイエットに筋膜リリースは意味があるのか?

世の中にはさまざまなダイエットの方法があります。
近年話題の筋膜リリースを取り入れた「筋膜リリースダイエット」もそのひとつです。
筋膜リリースにダイエット効果はあるのでしょうか?
今回は、筋膜リリースがダイエットにどんな効果を与えるのか、そしておすすめの筋膜リリースの方法についてご紹介します。

ダイエットに筋膜リリースは意味があるのか?

筋膜リリースってなに?

筋膜リリースとは、全身のさまざまな組織を包んでいる「筋膜」を軟らかくほぐすことで体調を整える方法のことです。

筋膜は、皮膚の内側をボディスーツのように包んで体の形を保ったり、それぞれの筋肉や内臓を包んでバラバラにならないように留めたり、血管やリンパ管神経などを包んで保護したりしています。

筋膜は本来、みずみずしく高い伸縮性を持っています。
しかし、長い時間同じ姿勢で過ごしたり強い衝撃を受けたりすると、筋膜はみずみずしさや伸縮性を失い、ガチガチに硬くなっていきます。
これを筋膜の癒着と言います。

癒着した筋膜は、筋肉の機能を低下させたり、痛みや不快感を生み出したり、血行を阻害したりします。
当然ダイエットにも悪影響があるので、筋膜リリースで筋膜を柔らかくほぐすことはダイエットに効果があると言えるでしょう。

筋膜リリースはダイエットにどう影響するの?

筋膜リリースはダイエットにどんな影響を与えるのでしょうか。
期待されているのは、大きく分けて3つです。


1つ目は、血液の流れをスムーズにすることです。
硬くなった筋膜は、血管やリンパ管を圧迫することがあります。
すると血液の流れが滞って代謝が落ち、痩せにくくなると考えられています。

また、溜まった水分や老廃物が回収されなくなるので、むくみや冷え性などにもつながります。

筋膜リリースをすることで滞っている血行に働きかけ、代謝アップにつながります。
代謝が高ければ、同じ生活をしていても消費するカロリーが増えるので、ダイエットにつながりやすくなります。


2つ目に期待できるのが、筋肉のパフォーマンス向上です。
硬くなった筋膜は、周りの筋肉を圧迫したり、筋肉の動きを阻害したりすることがあります。
このとき、筋膜によって圧迫された筋肉は緊張し、十分にパフォーマンスを発揮できなくなるほか、コリや痛みを生んでいきます。

すると、無意識にコリや痛み、不快感がある場所をかばって動くようになり、正しい運動やダイエットにはつながりにくくなっていきます。
筋膜リリースで硬くなった筋膜をほぐしていけば、これらのトラブルにも対処できると言われています。


3つ目が関節の可動域が広がることです。
筋膜が癒着すると、関節の可動域が狭くなります。

分かりやすく例えるためにひとつ実験をしてみましょう。

・ピッタリと体にフィットした服を着て、右手で左脇の下部分を掴みましょう。
・掴んだ場所が動かないように固定した状態で、左手を少しずつ上に持ち上げてください。
・途中で服が引っかかり、それ以上左手が上がらない場所があるかと思います。
・右手を放すと、引っかかっていた服が動くようになり、左手が上がるようになります。

この実験では、服を筋膜に、右手で掴んだ場所を癒着に見立てました。
この結果からも分かるように、筋膜が癒着する場所によっては、関節の可動域を狭めることがあります。

関節可動域が狭くなると、運動のときに体を動かす量が減るので、カロリーが消費されづらくなります。
その分痩せにくくなるので、筋膜リリースで可動域を広げて体を十分に動かせるように整え、痩せやすい状態に近付けましょう。

筋膜リリースと運動でさらに美しいボディへ

ここまでご紹介した内容でなんとなく予想できているかもしれませんが、筋膜リリースは「痩せやすい体質をつくる」ためのサポートと、「運動の効率アップ」という側面が強いです。
しっかりと痩せるためには、運動と組み合わせることが大切です。

運動前のストレッチに組み込む方法や、ヨガやピラティスなど、筋膜リリースの要素も含んだ運動によって、ダイエットの効率がアップします。

目的別!筋膜リリースの方法をご紹介

ここからは、ダイエットの目的に合わせ、おすすめの筋膜リリースの方法をご紹介します。

脚痩せ

脚痩せを目指す人は、ふくらはぎの筋膜リリースを重点的に行うと良いでしょう。
ふくらはぎは、足元に送られてきた血液を心臓まで送り返す役割をしていることから、「第二の心臓」と呼ばれています。

ふくらはぎの筋膜が硬くなると、血液を心臓までうまく送り返せなくなるので、足元に血液が溜まりやすくなり、むくみへとつながっていきます。
ふくらはぎの筋膜をほぐして、下半身全体のむくみにアプローチしましょう。


ふくらはぎのリリース手順
用意するもの
・フォームローラー

①足を伸ばして座り、左足のふくらはぎの下にフォームローラーを差し込みます。

②右膝を曲げて左足の上に乗せ、両手を後ろにつきます。

③腰を浮かせます。このとき両手と左足で体を支えます。

④両ひじを曲げ伸ばしすることで、左足の下でゆっくりとローラーを転がしましょう。

はじめは20秒ほど続けばOKです。慣れてきたら時間を伸ばしましょう。
左足が終わったら、右足も同様に行いましょう。
フォームローラーは自作することもできます。
詳しくは以前の記事でご紹介していますので、そちらもぜひ!

【関連記事:ローラーを使った「筋膜リリース」!】

くびれをつくる

きれいなくびれをつくりたい人は、おなかの側面の筋膜をしっかりとほぐすことをおすすめします。
おなかの横には腹斜筋という筋肉があります。
腹斜筋はおなかの周りをコルセットのように引き締める筋肉で、くびれをつくるのに重要な筋肉のひとつです。
腹斜筋の周りに筋膜リリースを行うことで腹斜筋の機能を向上させ、きれいなくびれを生み出せるようにしましょう。

 

おなかの横のリリース手順
用意するもの
・机やバーなど、腰の高さで手を置くことができるもの

①右手を机やバーの上に乗せて体重をかけられるようにし、左手を真上にピンと伸しばます。

②左足を右足の前で交差させます。左手から左足までの形が腰を支点に弓のように伸びていくイメージです。

③左手を右手側にゆっくりと傾けていきます。体の左側面が上下に引き伸ばされる感覚があればOKです。

④体がそれ以上傾かなくなったところで20秒ほどキープします。

左側が終わったら右側も同様に行いましょう。

スラリとした二の腕

二の腕を引き締めるのは、上腕二頭筋と上腕三頭筋の2種類の筋肉です。
これらは肩からひじにかけて腕の前と後ろにそれぞれ付いており、お互いがバランスよく機能することで引き締まった二の腕が生まれます。

 

二の腕のリリース手順
用意するもの
・なし

①左手を前に伸ばします。

②右手を左脇の下に添えます。

③右手で軽く押さえながら左ひじを曲げつつ腕を上げます。左ひじの下から左脇までの部分が伸びていると感じればOKです。

④20秒ほどキープしてしっかりと伸ばしましょう。

左側が終われば右側も同様に行います。

筋膜リリースはやりすぎに注意しましょう

ダイエット目的で筋膜リリースをする人に、ひとつだけ注意してほしいことがあります。
それは、筋膜リリースのやりすぎです。

筋膜リリースは癒着して固くなった筋膜をほぐすことが目的です。
そのため、必要以上の力を加えて行っても、正しい効果が得られないばかりか、ケガにつながってしまう恐れもあります。
筋膜リリースを行う際には、「痛気持ちいい」くらいの力で行うようにしましょう。

おわりに

今回は、ダイエットをする人にとって筋膜リリースがどのようなサポートをできるのかについてご紹介しました。
手軽に始められるので、日頃から運動をする人にもそうでない人にもおすすめです。
正しい方法を守って、素敵なスタイルを手に入れましょう。

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