ゆるっく用語辞典

「関節可動域」って何?

「関節可動域」って何?

野球やテニス、ゴルフ、ダンスなど、さまざまなスポーツをするうえで重要なポイントのひとつ「関節可動域」。
「関節可動域の広さがパフォーマンスの高さに直結する」と雑誌やテレビ、スポーツ新聞などで紹介されているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、「関節可動域について正しく知っている人」となるとどのくらいいるのでしょう。

今回は、関節可動域とはどのようなものかについてご紹介していきます。

関節可動域ってなに?

まずは、「関節可動域とは何なのか」についてご紹介します。
関節可動域とは、関節が前後、上下、左右に動くことのできる範囲のことです。

人間の身体は、「筋肉・骨格・関節」によって運動できるようにつくられています。
筋肉が動くためのエネルギーを生み出し、骨格がその動きを支え、関節が可動域に沿って動く方向を決めることで、バランスを崩すことなく動けるようになります。
関節がきちんと機能していなければ、人の足は前に歩くどころか、まともに立つこともできません。

関節には、骨と骨の間をつないでいる「靭帯」があり、「靭帯が伸びきってそれ以上動かない所」までが、関節可動域の範囲になります。
また、関節可動域は、関節周辺の骨や筋肉などの付き方によっても変化します。

さまざまな要因で変化する、関節の可動範囲のことを「関節可動域」と呼ぶのです。

関節可動域は身体にどのような影響があるの?

「関節可動域」という言葉は、スポーツで取り上げられることが非常に多く、野球の投球動作、テニスやバドミントンでスマッシュを打つ動作、ゴルフのスイング、水泳の動作などのパフォーマンスに影響を与えるほか、故障への耐性にも影響があると考えられています。
関節可動域が広いことによって、遠心力を利用したスポーツの動作(スイングなど)がよりスムーズに、より力強く行えるため、高いパフォーマンスを維持できます。

また、関節可動域はなにもスポーツの世界でのみ語られるものではありません。
日常生活でも、肩が上がらなくなって高い場所にあるものが取れなくなったり、膝の曲げ伸ばしができなくなるなど、関節可動域が狭まると、身体の動きがうまくいかなくなるケースもあります。

関節可動域が狭まる原因と対策は?

関節可動域が狭まる原因としては、大きく2種類のものがあります。
それぞれの原因を、その対策とともに見ていきましょう。

 

原因① 筋力の低下

ひとつは、老化や疲労などによって筋力が低下し、関節を動かす力が足りなくなるケース。
関節を動かすためには、筋肉がエネルギーを発生させなければいけません。

例えば、立った状態で片足を持ち上げようとすると、太ももの筋肉が脚を上に引っ張ろうと力を加えていることがわかります。
このように、関節を動かすには筋肉を動かさなければなりませんが、老化が進んだり疲れが溜まることによって、筋肉を動かすためのエネルギーを生み出せなくなります。
その結果、関節可動域も狭まっていくのです。

筋力の低下によって可動域が狭まる関節は、肩や肘、膝の関節などです。

主な対処法としては、ストレッチや筋力トレーニングなど、筋力を取り戻すための運動を生活の中に取り入れる「筋力増強訓練」、スポーツトレーナーや柔道整復師、理学療法士に指導と介助をしてもらいながら、関節を正しく動かす練習をする「関節可動域訓練」などがあります。

 

原因② 関節の動きを阻害する症状の発生

関節可動域が狭まるもうひとつの原因は、ケガや生活習慣などによって、関節の動きを妨げる症状が生まれるケースです。
特に肩や肘、膝の関節で起きることが多い症状で、打撲による筋肉の炎症、癒着によって固くなった筋膜、内出血で溜まった血液などが引っ掛かりとなって、関節の動きを阻害します。

こちらの原因への対処法としては、一般的に「関節可動域を狭めるもととなる症状を取り除くこと」であり、症状を取り除けば自然と可動域が元の広さに近づいていくと考えられています。
ただし症状が長期化すると、上述した筋力の低下を引き起こしたり、身体が「狭まった可動域」を普通だと認識して、うまく可動域を広げられなくなるといったケースもあり、早期の対処が重要です。

そのため、大きなケガをしたときや、肩が上がらない、膝が曲がらないなどの自覚症状が出たときは、できるだけ早くかかりつけの病院や整骨院、接骨院、整体院、パーソナルトレーニングジムなどで専門家に相談し、原因や症状に合わせて適切な治療や施術を受けましょう。

筋膜リリースで関節可動域を広げよう

関節可動域を広げる方法として、近年注目されているのが「筋膜リリース」です。
筋膜リリースは、筋肉や骨、関節など、身体のさまざまな組織を包んでいる「筋膜」をゆるめることで、筋肉の緊張をほぐしたり、血行を促進するなどを目的として行われる施術です。

筋膜は通常、柔軟性や伸縮性が高く、筋肉や関節の動きを妨げないように伸び縮みしますが、長時間同じ姿勢で過ごしたり、重いものを持ち続けたりすると、癒着して固くなる性質を持っています。
筋膜が癒着して固くなると、周囲の組織を圧迫し、痛みや違和感を引き起こしたり、筋肉や関節の動きを阻害します。
そこで、筋膜リリースによって癒着した筋膜をほぐし、痛みや違和感とともに、関節の動きを阻害する要因を取り除いていくのです。

筋膜リリースの施術は整骨院や接骨院、整体院などで受けることができますので、施術院を探すときの参考にしてみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたか?
今回は、スポーツの世界で取り上げられることの多い、「関節可動域」についてご紹介しました。
関節可動域はスポーツの世界だけでなく、私たちの日常生活を円滑に送るためにも大切な要素です。
今回ご紹介した筋膜リリースなど、状況に応じて適切な治療や施術を受け、関節可動域の悩みに対処しましょう。

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