からだの悩み

リンパを流す…ってどういうこと?その方法は?

リンパを流す…ってどういうこと?その方法は?

美容の世界ではよく「リンパを流して…」という表現が用いられます。
この「リンパを流す」というのは、具体的にはどのようなことなのでしょうか。
今回は、美容の世界や、整骨院や整体などでも用いられる「リンパ」という言葉についてご紹介します。

リンパとは

そもそも「リンパ」とは何でしょう。
リンパ(lymph)とは、身体中に張り巡らされている「リンパ管」、その中を流れる「リンパ液」、リンパ管どうしが交わっている「リンパ節」の3つをまとめた総称です。
「リンパ」という名前で話題に挙がるときは、たいてい「リンパ液」のことを指している場合が多いです。
そして、「リンパの流れ」とは、リンパ管を通るリンパ液の循環のことを指します。

リンパ液は体内を循環する中で、身体に残っている老廃物や脂肪、水分などを回収し、リンパ管を通してリンパ節に集まります。
そして、回収された老廃物がリンパ節の免疫機能によって分解されます。
分解された老廃物は静脈から血流にのって腎臓でろ過され、尿となって体外へ排出されます。
こうした機能から、血液が身体のすみずみに栄養を届けることと対比して、「血管は身体の上水道、リンパ管は身体の下水道」と呼ばれることもあるようです。

リンパ液はどのように循環しているの?

血液は心臓というポンプで循環しますが、リンパ液を循環させているのは、運動するときの筋肉の収縮やマッサージによる直接的な刺激などです。
そのため、運動不足だったり食生活が乱れていたり、ストレスの多い生活を送っていると、筋肉の収縮する回数や収縮量が少なくなるので、リンパ液がうまく循環せず滞っていきます。

リンパ液がうまく循環しなくなると、老廃物や脂肪、水分が回収されずに溜まっていき、「むくみ」が発生する原因にもなります。
また、リンパ液が回収している老廃物の中には、疲労物質や発痛物質といった「コリ」や「痛み」を感じさせる物質もあるので、リンパ液の循環が滞っていると、いつまでも疲労物質や発痛物質が残り、慢性的な肩コリや腰痛などに悩まされることもあります。
肩こりや腰痛は、筋肉の機能低下を引き起こす原因のひとつとも言われており、筋肉がリンパ液を循環させる機能も低下することで、ますますリンパ液の循環が悪くなると考えられています。

ちなみに、女性の方がむくみやすいのは、「体格が同じくらいの男女の場合、一般的に男性の方が筋肉量が多いため、リンパ液がより活発に循環して水分や老廃物を取り除いているから」だと考えられています。

また、リンパ管は細く繊細なため、大手術があった後などには「リンパ浮腫(ふしゅ)」と呼ばれるむくみが発生することもあります。
リンパ浮腫は、ひどいものだと日常生活を送るのも難しくなるケースもあり、適切なケアが必要です。

リンパケアの方法は?

リンパケアと言えば、代表的なのは「リンパマッサージ」でしょう。
しかし、お伝えしたように、「リンパを流す」とは、リンパ液の循環が適切に行われるように取り組むことであり、リンパマッサージ以外にもリンパケアを行う方法はあります。
リンパケアの方法は大別すると「運動」と「マッサージ」の2種類に分類されます。

 

運動

リンパ液の循環は筋肉の収縮運動によって行われるので、運動で筋肉を活発に動かし、筋肉をひんぱんに収縮させることで、リンパ液の循環もスムーズになっていくと考えられます。
無理に急激な運動を行う必要はありません。
軽いストレッチでも、身体をくまなく動かすことができれば、自然と筋肉は収縮して、リンパ液もスムーズに循環していきます。
デスクワークなどでまとまった運動の時間が取れない方は、1時間に1度歩いてみると良いでしょう。

例えば、自ら率先してコピー機のもとに書類を取りに行ったり、お仕事に支障が出ないのであれば自動販売機へ飲み物を買いに行ったりしても良いでしょう。
また、運動はストレス解消にもなり、リンパケアだけでなくリフレッシュする習慣をつける意味でもおすすめです。

 

マッサージ

リンパケアと聞いて、まず思い浮かべるであろうリンパマッサージですが、具体的に何をしているのでしょうか。
ひとつは、リンパ節をほぐすことです。

お伝えした通り、リンパ節はリンパ液が回収した老廃物や脂肪、水分などを集め、分解して血液に送る機能を持っています。
上述したように、リンパ液の循環が滞っていると、せっかくリンパ節できれいになったリンパ液も全身に送り届けられないので、全身で生まれた疲労物資や発痛物質が回収されず残ったままになります。
結果、肩こりや腰痛が生まれたり、全身の疲れやだるさが残ったままになるので、リンパマッサージでリンパ節を外部から刺激し、きれいになったリンパ液が全身を循環するように促します。

リンパマッサージを行うもうひとつの理由は、リンパの動きを妨げる組織を取り除くことです。
その代表的な方法が「筋膜リリース」と呼ばれる施術です。

 

筋膜リリースとは?

筋膜は、筋肉や骨など、身体のさまざまな組織を覆っている薄い膜で、普通の状態では柔軟性と頑丈さを兼ね備えています。
しかし筋膜は、長時間同じ姿勢でいたり筋肉が緊張を繰り返すことで「癒着」します。

筋膜が癒着すると、周りの組織を圧迫して血液やリンパ液の循環を悪くすると言われています。
筋膜については過去の記事で詳しくご紹介していますので、そちらもぜひ!

【関連記事:筋膜は1つじゃない!今さら聞けない「筋膜」とは】

癒着した筋膜をほぐすための施術が筋膜リリースです。
筋膜リリースは美容や医療の現場など、さまざまな形で取り入れられています。
手で揉みほぐす手技療法や電気、超音波を使う方法、メディセルという筋膜リリース専用機器を使う方法、人体に害のない生理用食塩水を注射する方法など、目的に応じて適切な方法がとられます。
また、鍼による施術も、筋膜リリースと似たような目的で行われることがあります。

筋膜リリースは、エステサロンや接骨院、整骨院、整体、整形外科などさまざまな場所で受けることができるので、気になった方はWebで「筋膜リリース」と検索したり、ゆるっくの治療院検索で探してみてはいかがでしょうか。

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いかがでしたか?
今回は、全身の老廃物や脂肪、水分を回収してくれる「リンパ」についてご紹介しました。
リンパの流れ=リンパ液の循環を促すことで、さまざまな悩みをしっかりと対策しましょう。

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