からだの悩み

足元のむくみや腰痛…悩みの原因はひょっとしたら「内転筋」にあるかも

足元のむくみや腰痛…悩みの原因はひょっとしたら「内転筋」にあるかも

足元がむくんで靴がきつい…
じっとしていても腰が痛い…
そんな悩みの原因は、ひょっとしたら「内転筋」にあるかもしれません。

内転筋とは?

内転筋とは、太ももの内側にある「大内転筋」「小内転筋」「長内転筋」「短内転筋」「薄筋」「恥骨筋」の5種類の筋肉を総称したことばです。
「内転」という名前の通り、股関節を内側に閉じるときに使われる筋肉たちです。
普段の生活ではあまり意識することはないかもしれませんが、例えばフォーマルな場所で足をピタッと閉じて座るときのように、ふとしたときに内転筋は陰ながら活躍しています。
また、脚の外側にある「外転筋」とうまくバランスを取り合い、「脚をまっすぐに保って骨盤を安定させる」役割もあります。
骨盤が安定すると身体全体のバランスも維持できるため、立ったり歩いたりといった動きを効率よく行えます。
以上のことから、内転筋は足を綺麗にまっすぐ見せる「美しさ」と、身体のバランスを維持する「健康」の両面において、非常に重要な筋肉です。

内転筋の機能が低下すると…

ここからは、内転筋の機能が低下したとき、身体にはどのような影響があるのかをご紹介します。

足元の冷え・むくみ

筋肉には、血液を全身に行きわたらせるポンプの機能があります。
内転筋は下半身の最初に位置する筋肉であり、内転筋の機能が低下すると下半身全体の血行が悪くなります。
結果、足元の冷えやむくみにもつながります。

O脚

女性に多い悩みのひとつがO脚ではないでしょうか。
O脚は「まっすぐ立った時に、かかとの部分はつけられるが、股下から膝、ふくらはぎなどが離れている状態」の脚のこと。
内転筋の機能が低下することによって、下半身を支えている筋肉同士のバランスが崩れて脚が外側に引っ張られた状態となり、結果的にO脚を引き起こすことがあります。

※ただしO脚に関しては、「内転筋を鍛えたから改善する」というものでもなければ、逆に内転筋を全く鍛えていなくてもO脚にならない人もいます。
あくまで、「内転筋の機能が低下したことによって、引き起こされる可能性が高いもののひとつにO脚がある」と考えた方が良いでしょう。

腰痛

以前の記事で、「骨盤」のゆがみによって冷えや腰痛が引き起こされることをお伝えしました。
内転筋は骨盤を下から支える筋肉のひとつなので、内転筋の機能の低下が骨盤のゆがみにつながり、冷えや腰痛を引き起こすことがあります。
また、内転筋の機能が低下すると、脚のバランスが外側に偏って悪くなるので、全身のバランスを整えるために腰回りの筋肉に余計な負荷がかかります。
すると、腰回りの筋肉が絶えず緊張した状態となり、慢性的な腰痛やぎっくり腰につながりやすくなります。

尿漏れ

内転筋は骨盤そのものだけでなく、「骨盤底筋」という筋肉も支えています。
骨盤底筋は骨盤の中の臓器を支えている筋肉であり、排尿や排便のコントロールをつかさどっている筋肉です。
内転筋の支えを失った骨盤底筋はゆるみやすくなり、尿漏れの原因にもつながります。

内転筋の機能を維持するには…

内転筋の力を強化!「トレーニング」

筋肉の集まりである内転筋の機能を維持するには、トレーニングでの筋力アップが効果的です。
トレーニングとはいっても、生活する上で必要な最低限の筋力を維持するのであれば、ジムに行ってトレーニング器具を使う必要はありません。

自宅で簡単に行えるトレーニングの中でおすすめは「ワイドスタンススクワット」です。
スクワットの一種で、脚を大きく開いた状態で行い、内転筋を含む下半身全体の筋肉を鍛えていきます。
内転筋だけでなく、下半身の他の筋肉もまんべんなく鍛えられるので、腰痛やO脚などの予防になるほか、スラっとまっすぐに整った美しい足を手に入れることにもつながります。

 

ワイドスタンススクワットの正しいやり方は以下の通り

1、肩幅よりやや広めに足を広げ、左右のつま先を外側に45°開く。このとき、背中がまっすぐになるように背筋にしっかりと力を入れておく(セットポジション)。
2、背筋に力を入れたまま、ゆっくりと腰を下げ、太股が地面と平行になったら少し停まる。
3、”1”のセットポジションに素早く戻る。


この1~3の流れを「1回」として行っていきます。
目安は「1セット当たり30回」ですが、年齢や体質などによって身体にかかる負荷は変わるので、自分に合ったメニュー作りが大切です。

内転筋のケアに「筋膜リリース」

内転筋の機能が低下する要因のひとつに「筋膜の癒着による内ももの圧迫」があります。
人の筋膜は、癒着するとその部分だけ分厚くなり、周囲の血管や神経、筋肉を圧迫します。
このときに痛みが発生する場合もあれば、近くの関節の可動域を狭めたり、血行を阻害することもあります。
筋膜リリースをすれば、筋膜の癒着による股関節の可動域の制限や、血行の低下から解放され、内転筋の機能を元の状態に近づけることが可能です。

筋膜リリースの中には自宅でできるものもありますが、より適切に筋膜リリースを行うのであれば、やはり接骨院や整骨院、整体、カイロプラクティックなどの施術院で筋膜リリースを行っているところに相談すると良いでしょう。
長年培ってきた技術と経験、専用の機材など、内転筋の筋膜リリースに関する専門的な施術を受けられます。
また、内転筋そのもののケアだけでなく、内転筋の機能低下によって引き起こされるむくみや腰痛に対しても、筋膜リリースで股関節や腰の動きを確保し、手技療法で適切な位置に筋肉や骨盤を配置し直すなどのアプローチをしていきます。
つまり接骨院や整骨院、整体、カイロプラクティックに行くことで、内転筋の機能低下に関係があるさまざまな悩みを解決に導くことが期待できるのです。

いかがでしたか?
今回は、普段意識することは少ないけれど、生活する上で非常に大切な「内転筋」についてご紹介しました。
意識しないがゆえにケアもおろそかになりがちで、内転筋の機能が低下して思わぬトラブルに発展することもあります。
しっかり予防し、トラブルが起きた場合は筋膜リリースの施術を受けるなどの対処をして、健康的な生活を保ちましょう。

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