からだの悩み

脱臼はスポーツマンだけの悩みじゃない!

脱臼はスポーツマンだけの悩みじゃない!

脱臼といえば、スポーツをしている人特有の悩みだと考えている人は多いでしょう。
しかしスポーツマンでなくても、日常生活の中で脱臼してしまうことは決して少なくはありません。
そこで今回は「脱臼」について詳しくご紹介していきます。

脱臼はなぜ起こる?

そもそも脱臼はなぜ起こるのでしょうか。
脱臼とは、骨と骨をつないでいる関節がずれ、元の位置に戻らなくなってしまった状態のことです。
関節部分に外から強い力が加わったり、関節を支える筋力が衰えたり、関節の中で炎症が起こって関節部分がうまくつながらなくなること等が原因で、関節が本来あるべき場所からずれてしまうことで引き起こされます。
特に肩やひじ、手の指などは、腕をスムーズかつ広範囲に動かすためにゆるめにつながっていることから、脱臼が起こりやすい部位といえます。

スポーツのように激しい動きで関節に負担をかけたときに起こるだけでなく、つまずいて転んだ際に手をついたはずみで、ひじや肩を脱臼するケースもあります。
また、体質として(主に肩の)関節が外れやすく、ちょっとした衝撃や負荷がかかっただけで脱臼してしまう人もいたり、あるいは事故の際に強い衝撃を受けて脱臼するケースもあります。
このように、日常生活の中でも脱臼が起こる可能性は少なくありません。

脱臼が起こると…

脱臼が起こると、その場所の関節が目に見えてわかるほどずれて歪んでいるように見えます。
さらに、脱臼した場所の近くの筋肉や靭帯などが断裂したり損傷したりすることで、激しい痛みに襲われる場合もあります。

脱臼が起こった時の対処法

ここまでご紹介したように、日常生活の中でもいつ脱臼が起こってもおかしくありません。
そこでここからは、脱臼が起こった時の対処法についてご紹介していきます。

①応急処置

まずは応急処置をしましょう。
・出血がある場合は出血を止めます。
・「PRICES(プライシス)処置」を行いましょう。
「PRICES処置」とは、応急処置として行う「Protect(保護)」、「Rest(安静)」、「Ice(冷却)」、「Compression(圧迫)」、「Elevation(挙上)」、「Stabilization/Support(安定/固定)」の6つの行動の頭文字をつなげたものです。
この方法では、内出血や腫れ、痛みなどに対応できます。

②医療機関で診断を受ける

実は、脱臼は「骨折」や「捻挫」など、他の症状と見分けがつきにくいという特徴があります。
そのため、脱臼だと思い込んで下手にもみほぐしたりすると内出血を引き起こす可能性もあり危険ですので、PRICES処置を行った後はできるだけ早く医療機関で診断を受けてください。
診断を受ける場所としては「整形外科」や「スポーツ診療科」などが一般的ですが、受診する科がよくわからないときは総合病院などの受付で状況を伝えると良いでしょう。

③診断の結果に沿って、医療機関や接骨院、整骨院で施術を受ける

診断の結果をもとに、医療機関の整形外科で治療を受けたり接骨院や整骨院への紹介状を書いてもらうなど、必要に応じた施術や手続きを行います。
接骨院や整骨院への紹介状には診断結果も同封されているので、なるべく早く施術を受けるようにしましょう。

※注意!いきなり接骨院や整骨院に行かない!

接骨院や整骨院の施術者は、柔道整復師や鍼灸師などの国家資格を持っていますが「医師」ではありませんので、医師だけが行うことを許されている「診断」はできません。
上でもお伝えしたように、脱臼は他の症状との見分けがつきにくいという特徴があるので、明確な診断がないまま施術を行うとかえって状況が悪化する恐れがあります。
まずは医療機関で診断を受け、診断結果に応じて必要であれば接骨院や整骨院を利用しましょう。

対処が遅れると…

脱臼が起きた後の対処が遅れた場合どのようなことが起こるのでしょうか。
大きく分けて2つのことが考えられます。

関節がゆがんだ状態で固定される

脱臼が起こった後の対処が遅れたり、自己流で対処したりすると、関節が元の位置に戻っていない状態で固定されてしまう場合があります。
このとき一時的に痛みがおさまったり動きが楽になる可能性もありますが、一方で関節がずれたままの状態で固定されてしまう場合もあるため、対処の遅れや自己流での対処は将来の痛みや炎症を引き起こす原因になったり、脱臼グセがつく原因になったりします。
慢性的な傷みは、肉体的なダメージだけでなく精神的にも消耗します。
早めに正しい処置を行いましょう。

施術が大掛かりになる

脱臼を放置していると、元の状態に戻すための期間も延びるうえ、必要な施術も大掛かりになります。
特にひどい場合、全身麻酔をかけた状態で手術をしなくてはならないこともあります。
手術となると金銭的な負担が非常に大きく、また入院期間も長くなって仕事や学業、スポーツなどにも支障をきたしますので、そうなる前に対処しましょう。

いかがでしたでしょうか。
今回は、脱臼が起こったらどのようになるのか、実際に脱臼が起こった場合にどう対処すべきかをご紹介しました。
もしも脱臼が起きたら、決して自分で解決しようとはしないで下さい。
放置しているとドンドンひどくなっていくので、一刻も早く病院や接骨院に行き、診断や施術を受けましょう。

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