キレイを追求していく人にとって、「小顔」や「シワ・たるみを目立たなくする」ことは大きなテーマの1つ。
それを達成するために役立つ「美容鍼」というものがあることをご存知でしょうか。
美容鍼(はり)という名前から、「鍼を刺して治療するってなんか怖い」というイメージを持っている人は少なからずいるかと思います。
あるいは「ホントに効果なんてあるの?」と思っている人も多いかもしれません。
今回は美容鍼についてご紹介しましょう。
美容鍼ってなに?
美容鍼は鍼灸の施術の中で、「美容」を目的にしたものを言います。
基本的には顔に対して行うことが多く、「美顔鍼(びがんしん)」という別名で呼ばれることもあります。
美容鍼ってどんなことを行うの?
美容鍼が怖いと思う人は多いと思いますが、その理由のひとつは「具体的にどんなことを行うのかがよく分からない」というものがあるでしょう。
また「顔に鍼を刺すこと」自体に不安を覚える人も多いことと思います。
実際のところ、美容鍼では施術のほとんどが顔に対して行われるので怖いと思っている人も多く見受けられます。
そこでまずは、具体的に美容鍼でどのような施術を行っているのかをご紹介し、「美容鍼に興味はあるものの怖い」と思っている人の不安要素をひとつずつ解消していきたいと思います。
人間の顔にはさまざまなつぼや筋肉などがあります。
美容鍼では、髪の毛よりも細い専用の針を適切な場所に刺すことで、顔のつぼや筋肉に優しく刺激を与え、滞っていた血流やリンパの流れにアプローチします。
血行やリンパの流れが滞ると、むくみや肌荒れの原因になったり、表情にハリがなくなってたるんでしまう原因になったりします。
そうなると化粧のノリも悪くなるので、むくみやたるみがない状態を維持するためには、顔の表面にある血行やリンパの流れは重要なのです。
どんな人が施術してくれるの?
近年では、鍼灸院やエステサロンだけではなく、接骨院や整骨院でも美容鍼の施術を行っているところは増えてきています。
そのため、世間での美容鍼の認知度は上がってきているのですが、それでもやはり、美容鍼についてまだまだ不安に思う人は多いでしょう。
鍼灸師は国家資格
実は、美容鍼の施術をしてくれる鍼灸師は、すべて国家資格を持っています。
体に針を通す鍼灸を行うためには「鍼灸師」の国家資格が必須です(正確には「はり師」と「きゅう師」という別の資格ですが、業務内容で混乱するのを避けるため、本記事では「鍼灸師」とまとめて表記します)。
健康目的であったとしても美容目的であったとしても、国家資格が必要なのは変わりありません。
鍼灸師は、最低で3年、長いものだと5年以上、鍼灸に関する所定の養成学校で訓練を積んで、試験に合格した人だけがなれます。
つまり、鍼灸院であろうがエステサロンや接骨院であろうが、美容鍼灸のサービスをしているところであれば、施術スタッフは鍼灸師として3年以上の専門的な訓練を積んだうえで現場に立っているので、比較的安心して施術を受けることができるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
美容鍼では、顔に集中しているつぼや血流に刺激を与えることで顔の筋肉を刺激し、たるみやシワを目立たなくするように働きかけます。
美容鍼のサービスはさまざまなところで行っていますので、興味がある方は、一度近くの施術院やサロンに相談に行ってみると良いでしょう。