冬真っ盛りの1月は、カゼや乾燥、冷えなどで悩む時期です。
中には冬の対策をしっかりして、食べ物まで気を使っている方が大勢いらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、どの食べ物にどんな効果があるのか、というとことまで理解している方は少ないと思います。
今回は、冬に起こりやすいさまざまな体の不調と、その不調にオススメの食材をご紹介します。
冬のお悩み!体の不調とオススメ食材まとめ
冬に起こる体の不調といっても、胃腸の不良や、乾燥からくる咳や関節の痛みなどさまざまあります。
その症状ごとにオススメの食材をまとめましたので、ぜひ寒い冬を乗り越えるための参考にしてください。
胃腸の不調
主な症状:胃がムカムカする、吐き気、お腹の冷えや痛み、胃の痛み、軟便や下痢といった消化器系の症状
胃腸不良の主な原因
・ストレスや生活習慣の乱れによる不調
・加齢に伴い起こる不調
・生まれつき胃腸が弱い体質
などがあります。
胃腸の不調にオススメの食材
・カボチャ
・山芋
・大豆
・黒砂糖
・鶏肉のササミなど
胃腸の不調に避けたい食べ物
・アイスクリーム
・脂っこいもの
・消化に悪いもの
・スナック菓子
など
年末年始は、忘年会や新年会などの飲み会やイベントごとが多く、胃に負担をかける機会が多いです。
胃や腸の不調を感じるときは、油が多く使われた料理や暴飲暴食を避けるようにしましょう。
また、シソや生姜、ニンニクには解毒作用があると言われているので、胃や腸が弱っていると感じた時は、先ほどの食材を使ったお粥などを作ってみてはいかがでしょうか?
咳による肺の不調
主な症状:咳、息切れ
咳による肺の不調の原因
体内に入ってきたウイルスや、ほこりなどの異物から肺や気管、気管支を守るため、その異物を排除しようとして反射的に起こる防御反応です。
特に小さいお子さんが咳をし始めたら何らかの異常を伝えるサインの可能性があるので、咳が続く場合は医師に相談しましょう。
咳による肺の不調にオススメの食材
・ネギ
・生姜
・シナモン
・豚ヒレ肉
・百合根
など
咳が長時間続くと喉を傷めている場合があります。
そんな時は先ほどお勧めした食材を細かくカットし、お味噌汁やスープにすると食べやすいです。
また、ネギは咳を止める効果があると言われているので、咳が止まらずお困りの時はネギを使った消化のいい料理もオススメです。
さらに料理だけでなく紅茶に生姜を入れるなど、ちょっとした工夫をしてみるのもオススメです。
冷えによる体の不調
冷えの不調を起こす原因
・自律神経の乱れ
自律神経には体温を一定に保つ働きがあります。
しかし、自律神経は過剰な冷暖房や食生活の乱れ、極度なストレスなどが原因で、正常な働きができなくなります。
そして自律神経が乱れた結果、体温の調節機能が低下し、冷えの症状が出てしまいます。
・血液循環の悪化
血流が滞り血行が悪くなると、身体のすみずみまで温かい血が行き渡らなくなり手足の冷えにつながります。
またこの症状は貧血や低血圧の方が多いと言われています。
・筋肉の量が少ない
筋肉量が少ないと、筋肉の運動の際に起こる発熱や血流量も少なくなってしまいます。
運動不足の方や、女性が冷え性になりやすいのはこのためです。
冷えによる体の不調にオススメの食材
体の冷えを発散する
・ネギ
・生姜
・シソ
・シナモン
など
そのほかに、滞った血流を促すとされる、イワシやさんま、蕎麦、玄米、よもぎなどもオススメです。さらに辛味のある唐辛子などは体を温める食材と言われています。
熱による体の不調
主な症状:発熱、喉のはれや違和感、黄色く粘りのある鼻水や淡、のどの渇き、食欲不振などの症状
カゼにより発熱を起こす原因
発熱の原因はさまざまですが、通常は体内に侵入してきたウイルス等に負けないよう、発熱をすることによって防御します。
また発熱は侵入してきたウイルスの増殖を防ぎ、さらにウイルスが生きにくい環境にする働きがあると言われています。
熱による体の不調にオススメの食材
・ごぼう
・梨
・大根
・葛湯
・ミネラルウォーター
発熱中に避けたい食べ物
・脂っこいもの
・消化の悪いもの
・香辛料
など
病原菌が体内に侵入すると、体はエネルギーを使い発熱し、病原菌と戦います。
しかし、病原菌と戦う際に消化の悪い物を食べてしまうと、戦うエネルギーを消化に使ってしまいます。
そのため、カゼで体調を崩しているときは、必要なエネルギーを残すため、消化しやすい物を食べるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
体の不調について初めて知る内容も中にはあったかと思います。
今回の内容を参考にぜひ、自分のオリジナルレシピを作ってみてください。
また、体の不調を感じたら、無理をせず医師への相談をしましょう。
そして、冬の寒さに負けない健康的な体を手に入れましょう。