ゆるっく用語辞典

肩甲骨をケアして肩こりを吹き飛ばそう

肩こりに悩まされている人は多いです。
頭痛や腰痛と並んで現代人の代表的な悩みのひとつとも言われています。
そんな肩こりですが、原因も対処法もさまざまです。

肩こりへの対処で重要なポイントのひとつが肩甲骨です。
今回は、肩こりと肩甲骨の関係についてご紹介します。

肩甲骨をケアして肩こりを吹き飛ばそう

肩甲骨ってどんな骨?

肩甲骨は、肩から背骨にかけて、肋骨を覆うように広がっている骨です。

人間の肩にはさまざまな筋肉や骨があります。
その中で、肩甲骨は胴体と腕をつなぐ役割を持っており、腕の動きに合わせて動きます。
また、肩関節の可動域は肩甲骨の影響を受けます。

このように肩甲骨は胴体と腕をつなぐ役割と、腕の動きを決める役割の2つを持っています。

肩こりと肩甲骨の関係は?

肩こりと肩甲骨は密接に関係しています。
肩甲骨周りのトラブルが原因で、肩こりにつながることもあります。

例えば、肩甲骨に近い僧帽筋(そうぼうきん)や菱形筋(りょうけいきん)が緊張すると、肩に痛みや疲労、違和感、不快感などが生まれます。

このような肩で起きる痛みや不快感などの総称を肩こりと呼びます。
肩こりの症状が悪化すると、頭痛や吐き気、冷え性、疲れ目などにもつながっていきます。

肩甲骨をケアしよう

肩こりに対処するための肩甲骨のケアをご紹介します。

姿勢矯正

普段の姿勢が悪いと、肩甲骨がずれることがあります。
代表的な例が猫背です。

猫背とは、猫のように背中を丸めた姿勢のことです。
パソコンやスマホの画面を見るために前かがみになる人は、猫背になりやすいので要注意です。
猫背の姿勢では、肩が胸の方に回り込む「巻き肩」になります。
このとき、肩につながっている肩甲骨も外側に広がって、肩甲骨の周りの筋肉も緊張し、肩こりへとつながっていきます。

猫背以外にも、肩甲骨がずれる姿勢はあります。
姿勢をととのえて肩甲骨を正しい位置にもどし、肩周りの筋肉にかかる負荷を減らすことで、肩こりに対処しましょう。

ストレッチ

肩甲骨周りの筋肉をほぐすストレッチでも、肩こりへの対処ができます。

肩甲骨の周りには、僧帽筋や菱形筋などの大きな筋肉があります。
これらの筋肉は積極的に動かす機会が少ないので、こりやすく、頭痛などのトラブルにつながりやすいです。

ストレッチで僧帽筋や菱形筋などをしっかりとほぐして、肩こりや、その先にあるトラブルに対処しましょう。

「肩甲骨はがし」とは?

肩甲骨はがしとは、肩こり対策として近年話題になっているストレッチのことです。
「はがし」という名前はついていますが、実際に肩甲骨をはがすのではなく、肩甲骨の周囲の筋肉をほぐして、血行を促進したり緊張をゆるめたりする方法です。
肩こりには「背中に板が張り付いたような不快感」を覚えることがあり、肩甲骨をほぐしたときにこの不快感が取り除かれたことが名前の由来として有力です。

筋膜リリース

肩甲骨はがしと同じく、近年話題になっているのが筋膜リリースです。
筋膜リリースは、筋肉や骨を包んでいる筋膜をほぐす運動や施術のことです。

筋膜は通常、柔軟に伸び縮みする性質を持っていますが、ケガなどで身体を強く打ち付けたり、長時間同じ姿勢でいたりするとカサブタのように硬くなります。
これを筋膜の癒着と言い、周りの筋肉や血管、神経などを圧迫して動きを妨げたり、痛みや不快感を生み出したりします。
筋膜リリースで筋膜の癒着を取り除くことで、それらのトラブルに対処していきます。

施術院に行ってみよう

ストレッチや筋膜リリースは、テレビ番組やWEBサイトなどで調べながら自力でできるものも多いです。
しかし、あまりにも肩こりがひどいときや、自分の体質に合った正しい方法を知りたいときは、接骨院や整骨院、整体院、パーソナルトレーニングジム、サロンなどで、専門の知識や技術を持った人の施術を受けることをおすすめします。

【関連記事:肩こり対策に重要な筋肉?「僧帽筋」について】

【関連記事:実はこんなところでも?筋膜リリースを受けることができるのは】

【関連記事:パーソナルトレーニングジムってなんなの?】

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今回は、肩こりと肩甲骨についてご紹介しました。

肩甲骨は、肩を構成する大切な骨のひとつです。
肩甲骨で起きるトラブルの中には、肩こりにつながるものも多くあり、肩甲骨のケアが重要です。
しっかりと肩甲骨をケアして、肩こりに悩まされることのないように対策しましょう。

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