日常生活やマッサージでゆがみを少なく
O脚、X脚、どちらも骨盤と脚の関節のゆがみが原因のひとつ
立った時に膝が外側に開くO脚や、膝と膝がぶつかってしまうので足を少し開いた状態でしかまっすぐ立てないX脚。
どちらも骨盤や足のゆがみが原因のひとつ。
「O脚は脚の骨が曲がっているのでは?」と心配される方がいらっしゃいますが、そうではありません。
人間の脚の骨は一つではなく複数で構成されており、骨盤と繋がっている大腿骨は膝の関節で脛骨とつながり、脛骨は足首とつながります。
O脚の方はこのつなぎ目の関節の部分にゆがみが生じて骨が曲がっているように見えるのです。
O脚、X脚の見極め方
O脚とX脚、脚に掛かる力は全く逆方向なので、正しく確認することが大切
膝の関節がゆがんでしまうと、その上下にある大腿骨と脛骨も影響を受けてしまいます。
大腿骨と脛骨は外側へと倒れた状態に、すると筋肉が外側へ向かい更にO脚に拍車をかけてしまう場合があります。
O脚は脚に外向きのゆがみが現れた状態、X脚は反対に内向きのゆがみが現れた状態です。
脚に掛かる力は全く逆方向なので、それぞれにあった方法がポイントになりますから、O脚とX脚の見極めは大切です。
一見してO脚、X脚とわかる人もいますが、X脚の人でも立ち姿はO脚のように見えることもあります。
反対にO脚のゆがみがあるのに膝をくっつけて立つことによってX脚のように見える人も。
脚の骨や筋肉の状態を正しく確認するためのチェック方法をご紹介します。
O脚、X脚の見極め方
【チェック方法】
①左右のかかとの間をこぶし1つ分空けます。
②つま先は左右の人差し指が15度ほど開くように外向きに広げます。
③この状態で背筋を伸ばし、正面を向きながら膝を曲げます。
→③の時に膝を曲げるにしたがって、膝が外側に向かってずれていく人はO脚。
X脚の人は膝を曲げるにしたがって膝が内側に入り込んでいきます。
膝と膝の間が広いほどO脚の度合いが高く、狭くなるほどX脚の度合いが高くなります。
O脚ケアは、外向きに歪んで硬直した筋肉をゆるめてあげる
O脚の方は、太ももの骨の大腿骨が骨盤に対して外向きにゆがんでいるため、骨盤の後ろ側の仙骨と大腿骨をつなぐ筋肉などが硬直し、脚を内側に締めるための筋肉が力を失っています。
O脚のケアは、O脚によって緩んだ内転・内旋筋群や骨盤の周囲の筋肉を鍛えるエクササイズや四股踏みがおススメです。
また、お尻や太ももの側面が凝り固まっているので、しっかりマッサージしましょう。膝の周りも念入りに。
普段からゆがまないように、「横座り」はしないように気を付けたり、歩き方のクセを正すようにしたりしましょう。